ミノキシジル:よくあるご質問とお答え(第4部)

Q 4-29.
ミノキシジル溶液を塗ることで起こる、頭皮の接触性皮膚炎を、避ける方法はありますか?

これはミノキシジルのアレルギーですか?

A 4-29.

10〜15%の高濃度のミノキシジル溶液を使うと、髪が濃くなる効果が高いですが、他方では、頭皮の炎症による接触性皮膚炎が起こるリスクも高くなります。

頭皮がかぶれやすい方は、ミノキシジル溶液を、手のひらの水で薄めて希釈して、濃度を下げて、頭皮に塗るほうがよいでしょう。

あるいは、シャンプー後に、頭皮がまだ濡れている間に、10-15%のミノキシジル溶液を頭皮に塗ったほうがよいかもしれません。

頭皮に残っている水で、ミノキシジル溶液の濃度が少し薄まる効果があるでしょう。

さらに、頭皮からミノキシジルを吸収する時間を確保するために、ミノキシジル溶液を塗った後は、すぐにヘアドライヤーで乾かさないで、しばらく頭皮を濡らしておいたほうが、よいでしょう。

水で濃度を希釈して、しかも、吸収時間を長くすると、ミノキシジルによる頭皮の炎症のリスクが、低下する可能性があるでしょう。

濃度のわずかな低下が、頭皮の炎症のリスクを減らす効果があると、著者は考えます。

ミノキシジル溶液の副作用の一つである、頭皮のかぶれは、溶媒として使われる、プロピレングリコールというアルコール成分に対する、アレルギー反応と考えられています。

最初は何ともなかった方が、5年~10年後に、かぶれるようになると、ミノキシジル溶液を中止しなくてはならなくなります。 最初からかぶれる人は少ないです。

その場合は、溶媒にプロピレングリコール(PG)やアルコールを含んでいない、ミノキシジル・フォームや、non-PGミノキシジル溶液(非PG液)に変更すれば、かぶれにくいです。

ミノキシジル・フォームや、non-PG液に変えれば、その後も、ミノキシジルを使い続けることができるので、お勧めです。

Q 3-15 でご説明しましたように、ミノキシジルそのものに対する、アレルギー反応は、まれです。

その場合は、ミノキシジル溶液の初回の使用で、頭皮がかぶれます。

そのような方は、ミノキシジル溶液を使えません。

著者の経験では、ミノキシジルそのものに対するアレルギー反応がある方は、かなり少数です。 20数年間に診察した、数千人の患者さんのうち、2~3人でした。

ミノキシジルに対する真のアレルギーのある方は、ミノキシジル溶液を初めて頭皮に塗った時から副作用が現れます。 一種のアナフィラキシー反応です。

ミノキシジル外用液を、初回に塗った直後に、体や四肢の皮膚の発疹、顔や唇の腫れ、呼吸困難などの症状が現れた場合は、ミノキシジルそのものに対する、アレルギーである可能性があります。 ただちに使用を中止してください。

ミノキシジルにアレルギーがある方は、塗り薬も内服薬のミノキシジルも、使わないでください。

このような、ミノキシジル自体に対するアレルギー反応は、とてもまれです。 数千人以上のなかで1人以下です。

一般に、過敏症の病歴や、ほかの薬に対するアナフィラキシー反応がある方々は、要注意です。 できれば、最初からミノキシジルを使用しないほうが安心でしょう。

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