Q 4-23.
塗り薬の作用時間は、どのくらいですか?

頭皮に塗った薬は、どれくらいの時間の長さ、効くのでしょうか?
ミノキシジル溶液を頭皮に塗った直後に、ヘアドライヤーで髪を乾かしてもよいでしょうか?
A 4-23.
ヒトの皮膚からは、薬がよく吸収されるので、ローション、軟膏、クリームの形で、多くの種類の薬が使用されています。
しかし、軟膏やクリームを、皮膚からふき取ると、その薬は吸収されなくなります。
薬が皮膚に長い時間とどまっていると、その時間の間、薬は吸収され続けます。
つまり、軟膏はクリームよりも乾くのが遅いので、その効果も長く持続します。
クリームはローションよりも乾きにくいので、そのぶん、長めに効果が続きます。
ミノキシジル溶液の吸収時間を長くするためには、頭皮をしばらく濡れたままにしておく方が良いと、著者は考えます。
頭皮にミノキシジル液を塗布した直後に、ヘアドライヤーで頭皮を乾燥させると、そこで、薬の吸収が止まります。
ローションや溶液が乾くと、薬は頭皮から吸収されなくなります。
余談ですが。
外用薬
たとえば、気管支喘息の薬や、狭心症の薬など、テープにコーティングされた薬を、胸に貼ったときは、テープを貼って10〜20分後に、薬の血中濃度は、治療レベルまで上昇します。
そして、その薬の血中濃度は、テープを貼り続けている限り、12~24時間でも安定した血中濃度が維持されます。 その間、薬は安定して、効果を発揮し続けます。
その後、テープをはがせば、薬の血中濃度は、すぐに下がり始めます。
内服薬
一般的に、内服薬は、内服して1~1.5時間後に、血中濃度がピークに達した後、血中濃度が徐々に下がり、薬の半減期に応じて、6-7時間後とか半日後に、薬の効果も徐々に弱くなっていきます。
つまり、内服薬は、血中濃度が上下する山ができることと、血中濃度がゆっくり低下するまでの長時間、効果が残り続けることが特徴です。
外用薬
それに対して、外用のテープ薬は、ピークを作らずに、一定の血中濃度を長時間維持できます。 そして、貼っている間は、薬の効果が安定して続きます。 しかも、テープを剥がせば、効果もすみやかに消失します。
そういう意味で、テープ薬は、効果をコントロールしやすいといえます。
ローションや溶液の薬は、皮膚からよく吸収されますが、乾くと薬は頭皮から吸収されなくなるので、頭皮をすぐに乾かさないで、しばらく濡れた状態にしておいた方が、薬の吸収量が増えるでしょう。










