Q 4-26.
ミノキシジル錠とミノキシジル液の吸収と代謝

経口で内服するミノキシジル錠と、外用で皮膚に塗るミノキシジル液の、薬物動態は、どんな違いがありますか?
A 4-26.
内服治療
ミノキシジル錠を内服した後、錠剤中のミノキシジルの約90%が腸から吸収されます。
腸から吸収されたミノキシジルは、門脈経由で、肝臓に流れ、肝臓での初回通過効果によって、約85%が代謝されます。
このとき、グルクロン酸抱合、ヒドロキシル化、硫酸化、および特徴のない極性物質に変換する代謝経路によって、ミノキシジルは、効果の低い化合物に変化します。
これら全ての代謝産物は、グルクロニド抱合体として、最終的に、尿中に排泄されます。
初回通過効果によって、肝臓で代謝されずに残ったミノキシジルは、腸から吸収された量の約15%であり、これが血液の体循環に入り、最終的に、全身に分配されます。
内服したミノキシジルの、血漿中の濃度は、約1時間後に最高レベルまで上昇し、その後、徐々に低下します。
ヒト血漿中のミノキシジルの平均半減期は、4.2時間と報告されています。
外用治療
ミノキシジルの溶液を皮膚に塗った場合は、ミノキシジルの一部は、短時間で、頭皮から吸収されます。 皮膚から吸収されたミノキシジルは、その後、直接、血液の体循環に入り、体中に分配されます。
ミノキシジル液の全部が皮膚から吸収されるわけではなく、ローションとして頭皮に塗ったミノキシジルは大部分が髪に付着します。
頭皮に届いて、皮膚から吸収されるミノキシジルは、一部だけです。
それでも、効果があるように考えて薬が作られていますので、ご心配ありません。
ミノキシジル溶液を頭皮に塗るときには、スポイトで溶液を地肌に垂らして濡らした液をすり込むか、スプレーで頭皮に噴霧するか、ムースを地肌につけてすり込むか、いろいろな方法があります。
どれでも、使い慣れた方法を、お選びください。
ミノキシジル溶液を、髪が多い部分に塗るときは、スプレーよりもスポイトのほうが、頭皮にじかに届く溶液の量が多くなるかも知れません。
髪がない部分に塗るときは、スポイトだと液が垂れるので、スプレーやムースのほうが、頭皮に薬剤がとどまりやすいでしょう。
ムースの製品は、液体が顔にたれてくる心配がなく、頭皮の体温で液体に変わるので、慣れると使いやすくて便利です。










