つむじ・毛流と髪型

右利きは右旋回が多い


利き腕とつむじの旋回の方向には関係があるようです。
右利きの方では、右旋回のつむじが大多数で、約90%と言われています。
左利きの方では、左旋回のつむじが多く、約半数の方々が左旋回のようです。
つまり、右利きの方には右旋回が多く、左利きの方では左旋回が多い傾向があるようです。

利き腕とつむじの旋回の方向には、DNAで決まる関連性があるのかも知れません。
昔は、左利きの子供を、親が無理やり右利きに矯正させたりしましたが、いまでは、そんな無理強いはしなくなったようです。もし利き手がDNAで決まっているなら、自然にまかせるほうがいいと思いますよね。

つむじと人種差


つむじの旋回方向には人種の違いによる差も見られます。
右旋回の方の割合は、日本人では約51~55%、イギリス人では約65%、ドイツ人では約75%、アメリカ人では約80%という資料もあります。人種の違いでは、アジア人よりも、欧米の白人で、右旋回の割合が多い傾向があるようです。

つむじと遺伝(Mendelの法則)


一般的に右旋回の方が多いということは、遺伝的には、右旋回が強い(優性)と言えます。

両親のつむじの旋回の方向と、子供のつむじの旋回の方向を調べたデータがあります。それによると、両親がともに右旋回の場合は、子供が右旋回である割合は約85%。両親が右旋回と左旋回の場合は、子供が右旋回である割合は約70%。両親がともに左旋回の場合は、子供も左旋回である割合は約85%だそうです。

何だか、むかし学校で習った、「メンデルの遺伝の法則」を思い出しますね。エンドウ豆の実験で見つかった遺伝子の優性が受け継がれる法則です。つまり、右旋回は優性遺伝する、という話になります。

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