つむじ・毛流と髪型

前髪と髪型


前髪は、前下方向に毛流が向くのが基本なので、前に下ろす髪型が基本です。
前髪を前におろすと、毛流に沿っているので、セットが決まりやすいですが、ふくらみに欠ける髪型になります。

逆に、前髪を持ち上げてオールバックにすると、毛流に逆らうので、前頭部の髪が立ち上がって、前頭部にボリューム感がでる髪型になります。

頭髪の分け目と髪型


髪の分け目を、いつも同じ部位で分けていると、分け目の毛根に、ブラシの摩擦で引っ張る力が繰り返し加わるので、分け目の髪が抜けて、薄毛になりがちです。

とくにロングヘアの方は、ブラッシングの摩擦が何倍も大きくなり、毛が抜けやすいので、目の粗いクシをお使いください。また、髪の根元から毛先に向かって、一気に髪の全長にわたって、とかさないでください。
髪を小分けにして、まず毛先の髪をとかして、次は中間、最後に髪の根元の順で、少しずつ髪をとかしていくと、抜け毛を少なくできます。

繰り返し髪を抜くと、やがて、髪が生えてこなくなり、その部分が薄毛になります。これは、牽引性脱毛と言われる現象です。長年同じ場所で髪を分けていると、その分け目の抜け毛が繰り返されるので、牽引性脱毛によって、やがて髪が生えてこなくなります。こうして、分け目の部分が、薄毛になりがちです。

分け目の薄毛を防ぐためには、ときどき分け目の位置を変えることが有効です。同じ左分けでも、分け目の場所を微妙にずらして、変えるとよいでしょう。

しばらくの期間、髪の分け目を逆にすることも、薄毛の予防になります。ときには、左右逆で分けてみましょう。分け目を変えると、ブラッシングによる毛根への負担が分散できるので、薄毛の予防に有効です。

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