ミノキシジル:よくあるご質問とお答え(第3部)

Q 3-15.
ミノキシジルに対するアレルギーはありますか?

ミノキシジルに対するアレルギー反応とは、どんな症状でしょうか?

A 3-15.

ミノキシジル液のローションを頭皮に塗る外用治療で、最もよく見られる副作用は、頭皮の発赤、かゆみ、フケです。

これらは、頭皮の炎症反応と、接触性皮膚炎による症状です。 ミノキシジルを溶液に溶かす際に、溶媒として使われている、プロピレングリコールとアルコールが原因で起こっている、アルコールに対するアレルギー反応による皮膚炎です。 ミノキシジルは水に溶けないので、アルコールに溶かしてローションを作ります。 そのアルコールにかぶれる方がいるのです。

実は、これは、ミノキシジルに対するアレルギーではありません。

ミノキシジルの他の副作用には、末梢血管の拡張、血圧の低下、心拍数の増加(動悸)、頭痛、めまい、水分貯留(浮腫)などもあります。

これらの症状は、実は、ミノキシジル本来の血管拡張作用です。

これらも、ミノキシジルのアレルギー反応ではありません。

ミノキシジルに対する真のアレルギー反応は、ミノキシジル溶液を初めて頭皮に塗った時から現れます。 一種のアナフィラキシー反応です

ミノキシジルのローションを、初回に塗った直後に、体や四肢の皮膚の発疹、顔や唇の腫れ、呼吸困難などの症状が現れた場合は、ミノキシジルそのものに対する、アレルギーである可能性があります。 ただちに使用を中止してください。

ミノキシジルにアレルギーがある方は、塗り薬や内服薬のミノキシジルは、使わないでください。

このような、ミノキシジル自体に対するアレルギー反応は、比較的まれです。 著者が経験したのは、過去25年以上の間に診察した数千人以上の方々のなかで3人程度です。 約千人に1人なので約0.1%の頻度といえます。

アレルギー症状の程度にも差がありますので、単純に言うこともできませんが、非常にまれというわけでもないので注意が必要です。

過敏症の病歴や、ほかの薬に対するアナフィラキシー反応がある方々は、とくに要注意です。 できれば、最初からミノキシジルを使用しないほうが安心でしょう。

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