育毛剤「ミノキシジル・タブレット」

ミノキシジルは外用か内服か?


あらゆる育毛剤の中で、髪を濃くする効果が医学的に認められているのは、フィナステリド(finasteride)あるいはデュタステリド (dutasteride) と、ミノキシジル(minoxidil)の2種類です。それぞれ作用機序の違う薬なので、併用すると相乗効果があります。
医療的には、フィナステリドやデュタステリドは内服、ミノキシジルは外用で使います。液体や軟膏の薬を頭皮に塗ることを外用といいます。錠剤やカプセルの製剤を飲むことを内服といいます。
この2種類の薬の併用が、育毛の世界的スタンダードで、最も効果的な育毛法です。

ところで、じつはミノキシジルには、内服用の錠剤もあります。
それでは、ミノキシジルは外用と内服の、どちらが正しい使い方でしょうか?
答えは、頭皮に塗る外用です。
ミノキシジルは本来、外用で使う薬です。内服は原則的にお勧めしません。

ミノキシジルの錠剤


ネットで検索すると、ミノキシジルの錠剤が見つかります。
多くのAGAクリニックの中には、最初から5mgや10mgのミノキシジル錠を処方する、乱暴なクリニックもあります。しかし、5mgや10mgのミノキシジル錠の内服は大変に危険です。まして、自分でネットで購入して、勝手に内服することは、絶対にしないでください。

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