育毛剤「ミノキシジル・タブレット」

低用量のミノキシジル錠の内服


世界の著名な植毛医たちの中に、一部の患者さんたちに対して、低用量のミノキシジル錠を処方する医師たちがいます。安全な使用量に関しては、筆者とほぼ同じ意見で、できるだけ低用量で使います。

たとえば1錠2.5mgの錠剤を分割して、1日0.25~0.5mgで内服します。正確に分割できなくても、大小不ぞろいは気にしないで、ほぼ平均して内服すれば、それで結構です。
この量で、十分に効果が得られるはずです。これほどの低用量であれば、ミノキシジル錠のこわい副作用を気にしないで内服できるでしょう。この量は必ず守ってください。

ミノキシジルに反応が良い体質の方であれば、この低用量の内服で、髪が濃くなるはずです。
ミノキシジルに反応が弱い体質の方であれば、量を増やしても効果はあまり変わりませんので、これ以上に内服の量を増やさないでください。増やしても1日の内服量は1~2mg以下にしてください。
髪が伸びるのはゆっくりですから、育毛剤の効果を実感できるのは半年~1年後です。1年後に、ご自分の髪が濃くなったかどうか判断します。

まれに、低用量のミノキシジルでも、初期脱毛が強く出現する方がおられます。その場合は、男性も女性も、0.1mgまたはそれ以下の微量から始めたほうが良いかも知れません。体が慣れれば、いずれ脱毛は落ち着きますので、数ケ月ごとに微量ずつ増量してもいいでしょう。ミノキシジルの初期脱毛に関しましては、別の項目で詳しくご説明しますので、参考になさってください。

ただし、まれに低用量でもミノキシジル錠の副作用が出る方はおられますので、もし自分の体調が何か変だと感じたときは、ミノキシジル錠の内服はすぐにやめてください。

ここでお話した低用量のミノキシジル錠の内服は、最終的に自己責任で試みる、例外的な方法です。筆者も皆さんにお勧めしているわけではありません。あくまでも、自己責任です。
詳しい内服の仕方は、筆者にお問い合わせください。

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