ミトコンドリア(第2部) 若返り・健康・長寿の秘訣

ミトコンドリアは母系遺伝-2

まとめ

母親のミトコンドリアDNAは子供に遺伝しますが、父親のミトコンドリアDNAは子供に遺伝しません。

両親とも優れた機能のミトコンドリアを持っていても、母親のミトコンドリア遺伝子だけが、子供に遺伝します。

解説

優れたミトコンドリア遺伝子は、母親から子供に遺伝して受け継がれていきます。 両親とも遺伝的に優れたミトコンドリア遺伝子を持っている場合でも、母親のミトコンドリア遺伝子だけが子供に遺伝します。

父親のミトコンドリア遺伝子は子供に遺伝しません。

アスリートの世界で、優れたミトコンドリアを持つアスリートの母親から生まれた子供は、パフォーマンスの優れたミトコンドリアを受け継いでいます。

アスリートの母親の子供は、父親に関係なく、一般人の母親の子供よりも、身体能力が優れている可能性が高くなります。

ハンマー投げの室伏広治選手の母親は、やり投げで、ルーマニア代表の五輪選手でした。

野球の大谷翔平選手の母親は、バドミントンの国体選手でした。

体操競技の内村航平選手の母親も、もと体操競技選手です。

このように、特別な身体能力を持つ有名なアスリートは、母親も優れたアスリートである例が多いように思われます。

昔から、「子供の運動神経は、親から遺伝する」と言われています。 これは、母親の運動能力が高いと、子供も運動能力が高くなるという意味です。

言い換えれば、筋力や持久力に優れたミトコンドリアは、母親から子供に受け継がれる、という意味だと言えます。

運動が得意な女性の子供さんは、優れたアスリートに育つ可能性が高いようです。

これらのことから考えると、人類の未来の進化と繁栄は、女性のミトコンドリア次第で決まると言えるかも知れません。

見せかけの若返り治療は選ばない-1
ヒアルロン酸・ボトックスの注入を繰り返すのはよくない

まとめ

ヒアルロン酸やボトックスなどのフィラー注入を繰り返すと、皮膚が線維化して硬い瘢痕組織に変わり、表情筋の動きが悪くなって、無表情な顔になることがあります。 フィラー注入は、やり過ぎないようにしましょう。

解説

フィラーとは、詰め物とか充填剤という意味です。 美容医療では、主にヒアルロン酸、コラーゲン、カルシウムハイドロキシアパタイトなどを皮下組織に注入して、深いシワやくぼみを埋めたり、唇や頬のボリュームを増やすことを、フィラー注入といいます。

ヒアルロン酸ボトックスなどを注入する施術は、即効性があり、すぐに簡単に効果が得られて、シワを目立たなくできます。 しかし、その効果は一時的です。 しばらくすると注射の効果が消えて元のシワに戻るので、半年ごとに注射を繰り返す必要がでてきます。

フィラー注入でシワを消すと、周囲の人や知人たちに、シワのある顔を見られたくないので、フィラー注入をやめられなくて、半年ごとに注入を繰り返すようになりがちです。

カツラを使い始めると、カツラをはずした姿を見られたくないので、人前ではカツラをはずせなくなるのと同じ心理です。

あるいは、白髪染めを始めると、白髪の顔を見られたくないので、毛染をやめられなくなるのと同じ心境です。

フィラーの注入を繰り返すたびに、皮下組織に注射による炎症反応が起こります。 やがてそのうち、皮膚と皮下組織が線維化して硬い瘢痕組織になります。 そして、表情のない能面のような顔つきに変わります。

ボトックス注入を繰り返すと、神経が麻痺して、表情筋の一部が動かなくなり、腫れぼったい不自然な顔になったり、ひきつれた笑顔になったり、咬む力が弱くなって食事に困ったりすることもあります。

見せかけの若返り治療は選ばない-1
成長因子やエクソソームのフィラー注入・レーザー照射は要注意

まとめ

成長因子などの注入療法を繰り返すと、皮膚が線維化して硬い瘢痕組織に変わる可能性があります。

エクソソームスの点滴には、固有の危険性もあります。

薬液の注入療法は、受けないようにしましょう。

解説

成長因子や、サイトカインなどを皮膚に注入する治療も、効果は一時的です。 効果が消えると、また注射を繰り返す必要があります。

そして、注射を繰り返すたびに、皮膚に炎症反応を繰り返すので、やがて、組織が線維化して硬い瘢痕組織になり、能面のような無表情な顔に変ります

さらに、薬液の成分に固有の危険性もあります。

成長因子は、がん細胞の成長も促進します

仮に、まだ発見されていない早期の胃がんや乳がんなどがあった場合、これらの早期がんを持った人に成長因子を投与すると、がん細胞の成長も促進されるので、潜在的がんの病巣が発育して進行がんに育つ可能性があります。

エクソソームの点滴や注射にも、潜在的な危険性があります。

エクソソーム(細胞外小胞)とは、直径30-150nmの大きさの膜の中にタンパク質やRNAなどを含んだ小胞で、血液、尿、脳脊髄液の中に含まれています。

すべての細胞がエクソソームを作って血中に放出して、遠く離れた細胞とお互いに情報伝達してコミュニケーションを取り合っています。

もちろん、がん細胞もエクソソームを放出していて、がんの遠隔転移や周囲への浸潤の仕組みと関係している可能性が指摘されています。

エクソソームを医療に使う場合は、そのエクソソームを作った、元の細胞が問題になります。 線維芽細胞や幹細胞の培養液には、成長に関係した情報が含まれているでしょうが、必要ない情報もあり、がんなどの有害な情報も紛れ込んでいるかもしれません

滅菌の問題もあります。 細胞を培養する間に細菌が混入すると、培養液中で細菌が繁殖するので、その液を点滴で注入すると、重篤な全身の感染症を起こす可能性があります。

美容クリニックの話を、うのみにせずに、自己責任で慎重に判断することが大切です。

有害な事が起きた時に、美容クリニックでは責任を取りません。 大病院を受診するように誘導して、責任逃れをして、責任転嫁するだけです。

成長因子やサイトカイン、エクソソームを注射することには、危険性があることを認識しておきましょう。

皮膚に直接レーザーを照射する皮膚レーザーや、強い薬液を皮膚に塗って表皮を剥離するピーリング治療では、どちらも組織に炎症反応が起こります。 皮膚に炎症反応を繰り返し起こすことは良くありません。 皆さん注意なさってください。

これらの人為的な治療の効果はどれも一時的です。 しかも、侵襲の負担が大きく、慢性的に炎症反応を繰り返すと、皮膚が線維化して硬い瘢痕組織に変り、腫れぼったく無表情で、不自然な顔になる可能性があります。

見かけ上の若さを目指す安易な治療法は、よくありません。

薬液の注射や、レーザー照射、化学薬品などの人為的な手法に頼らずに、ミトコンドリアの若返りにより、体の内部から自然に若返ることで、健康長寿と美肌や精神の健全化をめざしましょう。

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