植物の葉緑体と光合成

まとめ
葉緑体とミトコンドリアは、どちらも宿主の細胞に共生しています。
植物の葉緑体は、光合成によって、二酸化炭素と水と日光エネルギーから、有機化合物と大気中の酸素を作ってきました。
解説
葉緑体も、ミトコンドリアも、宿主の細胞に共生している点では、似ています。
植物の葉緑体は、光合成に関与しています。 そして、大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収して、酸素(O2)を放出しています。
地球の歴史の中で、約28億年前に、光合成をおこなう光合成生物のシアノバクテリアであるラン藻が生まれました。
その光合成によって、二酸化炭素と水と日光エネルギーから、有機化合物と酸素が生成されて、大気中の酸素が増えてきました。
植物は光合成をおこなうために、葉に特殊な構造を持っています。 葉緑体は光合成という複雑な化学反応をおこなう工場であり、気孔は二酸化炭素を取り込んで酸素を放出するガス交換をおこない、さらに、水を蒸発させて温度調節をおこなうための装置です。
落葉樹の木は、この複雑で巧妙な構造の葉を、秋から冬にかけて全部捨て、翌年春にまた同じ複雑な構造の葉を再生します。 植物生理学的に複雑な装置である葉を、毎年くりかえし同じ構造で作り直すのはすごいことです。 実に不思議な能力と思われます。
動物のミトコンドリアとATP産生

まとめ
ミトコンドリアは、ATPを産生しています。
ATPのエネルギーによって、生物の飛躍的な進化が可能になりました。
そのほかにも、ミトコンドリアは、ヒトの健康のために、たくさんの重要な役割を、になっています。
解説
動物のミトコンドリアは、ATPを産生しています。
ミトコンドリアが産生するATPは、膨大なエネルギーの供給源となって、生物の飛躍的な進化を可能にするという、重要な役割を担ってきました。
ATP産生のほかにも、ヒトのミトコンドリアは、細胞内カルシウムイオン濃度の制御、飽和脂肪酸のβ酸化、自然免疫、アポトーシス(計画された細胞死)などに関与しています。
ヘモグロビンと葉緑素

まとめ
動物の赤血球の中のヘモグロビン(血色素)と葉緑素は、よく似た起源で、よく似た分子構造です。
解説
ヘモグロビンと葉緑素(クロロフィル)は、よく似た分子構造です。
動物の血液中にあるヘモグロビン(血色素)は、酸素を全身の組織に運びます。
ヘモグロビンの分子の中心に鉄(Fe)があります。
葉緑素の分子の中心にはマグネシウム(Mg)があります。
ヘモグロビンと葉緑素は、36億年前の地球上で、よく似た起源をもっていると考えられています。
ミトコンドリアと葉緑体は、ともに、独自のDNAをもつ原核生物でした。
ミトコンドリアの起源は、プロテオバクテリアという好気性の細菌の一種でした。 ある真核生物が、プロテオバクテリアを取り込んだものが、ミトコンドリアの起源と考えられています。
葉緑体の起源は、シアノバクテリアという好気性の細菌でした。










