ミノキシジル錠内服の副作用から身を守る

自分で検査を受けられるか?


たとえば、皆さんは、健康診断や人間ドックで検査を受ける機会があるでしょう。年に1度の、その機会を利用するといいと思います。
自己負担で検査項目の追加を希望してください。そして、心電図検査と、心エコー検査(心臓超音波検査)を、ぜひ受けてください。
これらの検査を組み合わせれば、ミノキシジル錠の心臓関連の副作用がすでに出ているかどうか、自分でチェックできます。
どちらも痛くない検査ですし、短時間で済む簡単な検査なので、ご安心ください。

検査の結果


心電図検査と心エコー検査の結果に、異常がなければ、ミノキシジル錠の内服を、そのまま同じ量で継続しても大丈夫です。
もし検査で心臓の異常が指摘されたら、「ミノキシジル錠の副作用」のページと照らし合わせてみましょう。そして、ここに挙げられている病名のどれかと似たような病名だったら、自覚症状がなくても、ミノキシジル錠を減量するか、中止する必要があります。
すぐに循環器内科を受診して、治療を受けてください。

自覚症状が出てからでは、遅すぎます。自分で、息苦しさ、むくみ、動悸などに気づくのは、病気がかなり進行した段階です。
症状が出る前に、早めに診断して、必要があれば、治療を開始することが重要です。
そのために、年に1度の検診の機会を利用してください。

自分では問題ないと思っていても、後になって、ゆっくり副作用が進行する可能性もあります。心臓の病気がゆっくり進行すると、かなりひどくなるまで、自分では症状に気が付かないものです。
ミノキシジル錠の内服を続けている間は、毎年~数年ごとに、心臓の検査を必ず受けてください。

こうして、自己責任で、自己防衛する方法が、現実的だと思います。
あくまでも、自分の身は、自分で守るしかありません。

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