オートファジー:まとめ

まとめ
オートファジーのメカニズムを活性化することで、体中の細胞を若返らせて、健康寿命を延長する方法が開発されるかも知れません。
老化や病気の発症を未然に予防して、認知症も予防できるようになるかも知れません。
解説
オートファジーの様々な機能の中で、飽食の時代の現代は、①と③が重要です。 体中の細胞を若返らせて、健康寿命を延長するのに役に立ちます。
②は大病を患って食事を食べられないときに、体脂肪や筋肉を熱源に燃やして生き延びるためにとても役に立ちます。 中高齢者で肥満の人は、老化やがんで寝たきりになっても、体脂肪で長生きできるでしょう。
オートファジーの研究分野では、最近、ほかにも、たくさんの新しい成果が報告されています。
将来は、オートファジーのメカニズムを活性化することにより、体中の細胞を若返らせて、健康寿命を延長する方法が開発されるかも知れません。
老化や病気の発症を未然に予防して、認知症も予防できるようになるかも知れません。
最近の研究で、オートファジー(自食作用)を活性化すれば、脳細胞に蓄積した異常タンパク質が減少して、記憶力の低下などの脳機能障害が改善する可能性があることが、東京大学の水島昇博士らの研究で確かめられました。 アルツハイマー病やパーキンソン病で脳障害が発症した後でも、障害された脳機能を回復させる治療法が開発されるかも知れません。 将来の研究が期待されます。
今後も、大隅博士、吉森博士、水島博士たちのオートファジーに関する研究報告には注目していきましょう。
参考文献

(参考文献)
Nakagawa I, Yoshimori T, et al. Science 306(5698): 1037-40. Nov 5, 2004.
Kageyama S, Yoshimori T, et al. Molecular Biology of the Cell 22(13): Apr 27, 2011.
Kabeya Y, Yoshimori T, et al. EMBO Journal 19(21): 5720-5728, 2000.
Nakatogawa H. Nat Rev Mol Cell Biol 21(8): 439-458, 2020.
Eguchi T, Mizushima N, et al. Science 392 (6805), 1363-1368, Jun 25, 2026.
オートファジー(細胞内修復機構)

(以上、文責 柳生)
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