永遠の若さの探求
アンチエイジング美容医療

まとめ
見せかけの美容皮膚科でのアンチエイジング治療とは違って、安全で簡単な方法で、若返りの効果を得るための方法をめざしましょう。
解説
ヒトは永遠の若さを探求して、とどまることがありません。
美容皮膚科医療では何でもありです。 ボツリヌス菌の毒素タンパク質を注入したり、ヒアルロン酸を注射したり、脂肪を注入したり、レーザーで皮膚を焼いたり、超音波で皮下の深部をやけどさせたり、針や注射で皮膚に炎症を起こしたり、健康な人に糖尿病治療薬をやせ薬と称して注射したりします。
ほかにも様々なセラピーが、近年、美容系のクリニックやサロンで盛んにおこなわれています。 どれも筆者はおすすめしません。
超音波で皮膚の深部にやけどを起こしたり、針で皮膚の表面に多数の傷をつけたり、皮膚に薬剤を注入したりする施術は、短期的にはシワが伸びて、皮膚にツヤがでる効果があるように見えますが、健康には有害なことが多いです。
皮下組織が炎症反応で線維化して硬くなり、長期的には、表情がなく硬くこわばった、能面のような無表情の顔になりがちです。
中年期以降に、顔の一部が線維化して硬くなり、ほかの部分の加齢変化と不釣り合いになると不自然な顔に見えます。
中には、無菌室で準備しないと、感染のリスクがある注入の手技もあります。
ボトックスでは、ボツリヌス菌が生成する毒素のタンパク質の一種であるボツリヌストキシンを注射して、末梢神経を麻痺させて、筋肉の動きを抑制することで、顔の表情ジワが目立たなくなります。 その効果は一時的で、やがて元の状態にもどるので、半年ごとに繰り返し注射する必要があり、やめられなくなります。
しかし、ボトックスの注射を繰り返していると、やがて表情筋が萎縮して、腫れぼったい不自然な顔になり、表情のバランスが崩れたり、噛む力が弱くなって、食事に支障がでたりしがちです。
これらの見せかけの表面的な美容皮膚科治療は、おすすめしません。
それよりも、自然な方法で、全身の皮膚や組織の細胞を体の内部から若返らせて、お肌の若返りや美白効果を実現する方法があります。 それらの最新の研究成果を取り入れていきましょう。
ミトコンドリア機能の低下
COVID-19後遺症

まとめ
新型コロナウイルス感染症の後遺症である労作時の疲労感について、ミトコンドリア機能の低下が関与している可能性が指摘されています。
COVID-19で後遺症のある方は、無理のない範囲で、許容範囲の運動量を設定して、軽い運動を心がけてください。
解説
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、感染が治った後の後遺症として、だるさや疲労感が残る場合があります。
このコロナ後遺症の、労作後の疲労感(post-exertional malaise: PEM)の原因として、ミトコンドリア機能の低下が関与している可能性が指摘されています。
PEMの患者さんで、筋肉の組織を調べると、ミトコンドリア異常が認められました。 これらのミトコンドリアは、動きが悪く、エネルギー生成が低下していました。 一方で、肺機能や心機能には、異常は見られませんでした。
COVID-19の後遺症として、ミトコンドリア機能の低下がみられることは、ほかの報告でも指摘されています。
これには、生理的要因も原因になっているようです。 運動検査では、自転車こぎ運動で、疲労の悪化や認知症状が示されました。
新型コロナウイルス感染症の後遺症のある患者さんは、ミトコンドリア機能が低下しているので、運動のし過ぎは避けた方が良いでしょう。
低下したミトコンドリアの機能を改善するのは困難です。
無理のない範囲で、許容範囲の運動量を設定して、軽い運動を心がけてください。
(文献)
Appleman B, et al. Nat Commun 15, article num 17, 2024.
Colosio M, et al. J Appl Physiol (1985), 135:4; 902-917, 2023.
終末期医療と医療費
予防医学の重要性

まとめ
薬に頼らないで健康を保つ方法を自分で身につけたいものです。
いまの生活習慣を改善して病気を予防しましょう。
解説
欧米では延命はすべて自費です。
欧州の国々では、がんの末期や老衰で改善が見込めない状態での延命治療は自己負担だそうです。 末期状態の延命治療は、健康保険では受けられません。
プライベート病院で全額自己負担の場合なら延命治療は可能ですが、改善が見込めない状況で延命治療を希望する家族はいないようです。
米国でも、終末期の単なる延命はすべて自費治療だそうです。 それを自費治療で長期間支払うことを選択する家族も少ないようです。
著者の友人の米国人医師も、老衰で一人暮らしの母親に毎晩遠距離から電話して、食事を食べたか確認していました。 自分で食べられなくなったときが人生の終わりという死生観です。 老衰で入院治療を受けるという考え方はないようです。
欧州の国々でも、人が亡くなるときは、自宅で身内に見守られながら静かに息を引き取るのが当然の風習のようです。 王侯貴族でも、人が亡くなるときは自然経過にゆだねるようです。 それが欧米では一般的な考え方のようです。
いまの日本の医療では、意識のない寝たきりの状態でも、鼻から胃に栄養チューブを入れたり、胃ろうを造設して水分と栄養を補給し続けるので、口から食べられなくても何年間も生かされます。 がんの末期で衰弱しても中心静脈の点滴で生き続けます。
呼吸が止まったら人工呼吸器をつないだ状態で、数年間でも施設や自宅で治療を続けることができます。
日本の保険医療では、超高額の最新治療もほぼ無料で受けられます。 自己負担がほとんど無いので、治る見込みのない病気の末期状態でも「できるだけの治療を最後まで受けさせたい」と希望するご家族がおられます。
意思表示できない状態のご本人の意向は考慮されません。
このように、日本と欧米諸国とでは、医療の考え方が大きく違います。
日本では、若い人口の減少と、超高齢者の人口増加が今後も続きます。 いまのような医療制度が今後も長続きするとは思えません。
1回の治療に数百万円~数千万円もかかる超高額の新薬の保険適応、たまにしか稼働しない重粒子線治療機器の維持、手術用ロボットなど超高額で維持費もかかる医療機器の導入の是非、MRI、ESWLなど最新設備を備えた医療施設の大都市集中など、非効率的な医療がおこなわれています。
ロボット手術などは、アームに付ける使い捨ての高額の特殊な医療器具をたくさん使うので、手術すればするほど病院経営の赤字が増えます。
大都市圏内で近い距離にある病院が、集客のためにロボット手術やMRIなどの超高額医療機器を競って設置することは非効率的です。
個人開業医がCT機器を備える必要があるでしょうか?
ドイツでは、各州に1ケ所の高次医療センターを計画的に設置して症例を集中させることで、医療資源の効率的利用、公平性、医療費の抑制をはかり、外科医や医療スタッフの高い技術レベルを維持して、効率的な医療をおこなっています。 ドイツの医療水準はとても高く、大学付属病院や専門クリニックの技術レベルは世界のトップクラスです。
また、ドイツでは医療保険会社の力が強くて、入院前の病名ごとに保険会社が病院に支払う治療費の報酬額が細かく決められていました。 病院はその金額の枠の範囲で、赤字にならないように治療内容をやりくりします。 手術が下手で術後の合併症が多い外科医は病院が赤字になるので自然に淘汰されます。
現在の日本の保険医療制度は、財政的に破綻しているので、いまの手厚い保険医療が将来も受けられるとは限りません。
私たちは、自分の体質を改善して健康を保ち、病気にかかる確率を下げて、自分を守っていかなければなりません。 生活習慣の改善による健康法を我々は身に着ける必要があります。
予防医学の重要性が今後ますます増していきます。
健康維持のための情報を厳選して、薬の処方に頼らない長寿生活のために、知識の引き出しを増やしましょう。
健康長寿のために効果があり、だれにもできる安全で簡単な方法を、このホームページの中でいろいろご紹介していきます。 皆さんも、折に触れてぜひ実践してみてください。
厳密に言うと、若返りと老化の予防は同じではありません。
不老長寿の願いがかなわないように、老化を予防することは無理です。 でも細胞の若返りと、老化の進行を遅らせることは可能です。
われわれにできる目標は、体の若返りをはかって、健康な状態で長生きできるように、最新の医学情報を活用することです。 それが、このホームページの目指す方向です。
日々の生活の中で、皆さんが実践できることを、このホームページの記事の中から見つけてくだされば幸いです。 このサイトでは最近のコンテンツを集めました。 今後も適時更新していく予定です。 皆さんは、そのうちいくつかでも実践していただければ、体調が良くなることを実感していただけるでしょう。
一度だけの人生です。 できれば、自分は元気で長生きしたいものです。
そのために、このホームページの情報が、きっとお役に立つでしょう。
皆さまの健康長寿の実現の参考になりますように、筆者は願っています。











